precision_manufacturing
プラント・インフラ事業部
排水処理装置関連
SKBiO
（排水処理用微生物製剤）
主な用途
- 食肉加工工場
- 食品工場
- 加圧浮上装置の老朽化による能力低下
- 増産による負荷量の増加
- 生産品目の変更で油分が流入
- 溶解性の油分が多く、分離・回収が難しい
- 処理水のn-Hex値が不安定
SKBiOを使用した油脂分解
SKBiOは通常の微生物では処理が困難な難分解性物質に対し、特に優れた分解能力を有する微生物を純粋培養した排水処理用微生物製剤です。
SKB-141に採用した微生物群は油脂分解能力に非常に優れていますので、加圧浮上装置のように油脂を物理的に回収する装置と比較して、汚泥発生量を削減可能な排水処理システムにすることができます。
また、SKBiOで採用された微生物は第三者機関による安全性試験を実施しておりますので、安心してご利用いただけます。
適用分野
惣菜・弁当製造工場、冷凍食品製造工場、給食センター、製パン工場、調味料製造工場など、動植物性油脂が排出される工場排水に適用できます。
鉱物油の分解には適用できません。
SKB-141 油脂分解用微生物製剤
❶オリジナル微生物の優れた油脂分解性能
- 自然界から分解能力が高い微生物を取得しました（特許出願中）
市販油脂分解微生物との能力比較
-
微生物が油脂を効果的に分析します
分解過程の顕微鏡写真
❷アクアキューブに固定化しやすい油脂分解微生物を選定
-
油脂分解微生物を固定化すると…
- 安定した処理ができます
- 添加する微生物製剤を少なくできます
アクアキューブにすみやかに付着
- ※活性汚泥法、回転円板法などの生物処理方式にもご利用いただけます。
- ※アクアキューブは当社オリジナルの微生物固定化担体です。
❸最新の遺伝子解析技術を応用し、汚泥中の微生物を定量的に分析
- DGGE法やReal-Time PCR法を応用した遺伝子解析技術で微生物の解析ができます。
添加した油脂分解微生物の定量、優占種の把握による処理診断により、経済的な添加量をご提案できます。 
現場評価試験の結果
単位: mg/L
| 排水の種類 | 弁当・惣菜類製造工場 |
|---|---|
| 試験期間 | 2009年〜2014年4月 |
| 排水量 | 400m3/日 |
| 処理方法 | 流動担体法（アクアキューブ） |
| 放流先 | 下水道 |
| 流入水質 | 処理水質 | |
|---|---|---|
| BOD | 1150 | 45 |
| SS | 430 | 390 |
| n-Hex | 290 | 14 |
| pH | 5.5~6.0 | 7.0~7.5 |
※ SKB-141の添加量は条件により異なりますので、営業担当者にお問い合わせ下さい
お取り扱いの注意
- 1.本品は排水処理用の微生物製剤です。
- 2.微生物の活性を維持するため、納入後1ヶ月以内にご使用ください。
- 3.危険有害性の分類には該当しません。
- 4.ゴム手袋、マスク、保護メガネを着用してお取り扱いください。
- 5.皮膚に触れたり、目や口に入ったときは水で十分洗い流してください。
- 6.湿気の少ない冷暗所に保管してください。
- 7.保管中は一部の成分が沈殿しますが異常ではありません。使用時には容器ごと十分に揺らして均一にしてから使用してください。
